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9.23『戦極〜第十陣〜』泉浩の相手は信長の一番弟子!?

8月27日(木)、都内・目黒雅叙園にて9.23『戦極〜第十陣〜』(さいたまコミュニティアリーナ)のカード発表会見が行なわれ、注目の泉浩の対戦カードを含む3試合が発表された。

8月27日(木)
都内・目黒雅叙園
9.23『戦極〜第十陣〜』カード発表会見

会見には『戦極』を主催するワールドビクトリーロードの國保尊弘取締役と泉浩、瀧本誠という『戦極〜第九陣〜』で吉田秀彦、石井慧とともにJTT(柔道・トップ・チーム)として紹介された二人が登場。

今大会で総合格闘技デビューをはたす、アテネ五輪柔道90キロ級銀メダリストの泉浩の対戦相手は、ニュージーランドのストリートファイト出身のキック3冠王、アンズ・“ノトリアス”・ナンセンに決定した。

現在26歳のナンセンはサモア系移民の子として育ち、幼少時代よりさまざまなスポーツに取り組むも、いつしかストリートファイトに明け暮れ、ケンカ漬けの毎日を送るようになる。恐れを知らないナンセンには次第に“ノトリアス”(悪名高き者)と呼ばれるようになり、地元では知らない者がいないほどのストリートファイターとして知れ渡る。その後、K-1や『PRIDE武士道』でも活躍したサモア系移民の伝説のファイター、ジェイソン信長と出会い、本格的にキックボクシングを始め、その後は、キックボクシングのWKBFクルーザー級王者、同ヘビー級王者の二冠王となり、さらにはIMFムエタイNZヘビー級王者も獲得し、現在はキック3冠王。今大会が泉と同じく総合デビュー戦となるナンセンから届いたメッセージは以下のとおり。

【アンズ・“ノトリアス”・ナンセンのコメント】
「まずはこのオレにビッグチャンスを与えてくれたことに感謝したい。泉は柔道のメダリストと言っても、総合は初めてで同じ人間だろ。オレはストリートファイトで負け知らず。柔道家でも殴り合いができるのなら殴って来い。オレが本物の殴り合いを教えてやる」

このコメントを受けた泉は「正直、打撃で勝負したい。それが自分のファイトスタイルだと思ってますし、試合の日までに完全に近い自分のスタイルが披露できると思います。期待してください」と、キック3冠王を相手に打撃勝負を宣言した泉。
「決して、柔道技やグラウンドをやらないというわけではなく、グラウンドの前は必ず打撃になりますし、打撃を中心とした展開を作っていきたいと思っています。相手はキックボクサーですけど、打撃でいくのは危険だからやめるというのは思っていなくて、『戦極』という舞台の中で自分のサムライスピリットがどこまで通用するのか試してみたいと思います」と自信満々に語った。

話だけ聞いていると、デビュー戦を前にとにかく打撃に対する自信を深めているような泉だが、あらためて、その根拠を聞いてみると「打撃の自信は自分の安定した下半身というのもありますし、正直、全般的に自信あります。自信がなければ闘わないと思いますし、自信を持って闘いたいと思います」と不敵な笑みすら浮かべる場面も。

泉は先週まで約1週間、鹿児島の知覧で走り込みを中心とした合宿を積み、現在は筋肉痛に苦しんでいるとのことだが、充実したトレーニングを行なえた様子。知覧といえば、かつて知覧基地があり、たくさんの特攻隊員が飛び立った地としても知られているが、泉はその跡地や記念碑などを見学し、「『戦極』という舞台に出るにあたって、サムライスピリッツという部分で非常に感銘を受けた。人間として覚悟を決めるというか、命を懸けるときがあってもいい」と精神的なトレーニングも積めたと満足そうに語った泉。この合宿では名前は出せないが、ある空手の先生から精神面を鍛えられたということで、「技術云々より精神面を鍛えれば、なんでもできると思うので、ナチュラルハイになって闘うよりは落ちついて闘いたい」と語っていた。現在はトレーナーの安生洋二の指導のほか出稽古にも積極的に行っているという泉。吉田道場や慧舟會でも練習しているという泉。慧舟會ではUFCで活躍する岡見勇信ともスパーリングを行なったという。

最後に泉は「柔道から格闘技に転向するときに賛否両論あったので、どちらからも受け入れてもらえるような試合をしたいと思います。最終的にはこの階級で一番強い男になることが目標です」と力強い意気込みを語った。

一方、今年5月の『戦極〜第八陣〜』からウェルター級に階級を落とし、マイケル・コスタ相手に一本勝ちを収めたシドニー五輪柔道金メダリスト・瀧本誠は、韓国のイ・ジェソンと対戦。ジェソンから届いたコメントは以下のとおり。

【イ・ジェソンからのコメント】
「私は瀧本選手が私の柔道時代のチョ・インチョル先生と闘ったときから、その存在を知っていました。私も柔道出身なので、オリンピックという大舞台で金メダルを獲ったということは、とても尊敬の念を抱いております。しかし、これは総合格闘技の舞台です。この舞台で会った以上は、後悔しないよう全力で闘いたいと思います。私が尊敬する瀧本選手。総合格闘技のリングで、あなたが柔道時代のように本当に尊敬されるべき存在なのか、私が直接確認したいと思います。韓国の総合格闘技の始まりからこんな日が来るのを待っていました。日本と韓国のファンの皆さんに、試合が終わったあとにも敬っていただけるような試合をしたいと思います。絶対勝ちますので、ゼヒ応援よろしくお願いいたします」

このコメントを受けた瀧本は「なかなか相手が決まらなかったんですが、相手が決まったので、ゼヒ盛り上がるような試合をしたいと思います。相手に関しては、さっき聞いたのでよくわからないんですけど、相手がどうこうよりも、自分がベストパフォーマンスを見せられるように頑張ります」と意気込みを語った。

囲み取材に応じた瀧本は対戦相手の師匠が金メダルを獲得したシドニー五輪の決勝戦の相手ということについて「チョ先生はモノ凄く強かったですけど、弟子のことは覚えてないです(笑)。まあでも、柔道出身で同じようなスタイルだと思うので、道場には柔道家が多いし、いつもどおりの練習をしていくつもりです。(ウェルター級のタイトルマッチは意識するか?)勝ったとしても内容が問われると思うので、あまり意識しないで、お客さんが喜ぶような試合をしたいです」と、いつものように飄々と語っていた。

このほか、ヘビー級ではアントニオ・シウバ vs BIG・ジム・ヨークのワンマッチも決定。この試合に向けての両選手のコメントは以下のとおり。

【アントニオ・シウバのコメント】
「対戦相手の試合は何度か見ました。私はいつも相手をリスペクトし、万全の準備をしてリングに上がり、そしてKO・一本を狙って闘います。そして日本のファンの皆さんに、いつもベストパフォーマンスをお見せすることを約束します」

【BIG・ジム・ヨークのコメント】
「アントニオ・シウバは非常に強い選手なので、正直今回は厳しい試合になるだろう。しかし、『戦極』がこの闘いを求めるのなら、オレは誰とでも闘う。誰が相手であろうと打ち合うのがオレのファイトスタイルだ。日本のファンの皆さん、オレのKO勝利を期待してくれ」