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前代未聞! 本屋で激闘の『本屋プロレス』旗揚げ! 最後は路上でのジャーマンで壮絶フィニッシュ!!

 前代未聞の本屋で激闘の『本屋プロレス』旗揚げ!! 

 4月27日(日)、都内・新宿にある『伊野尾書店』にて、4月11日に太田出版から発売されたDDT高木三四郎社長の自伝『俺たち文化系プロレスDDT』の出版記念と出版業界の活性化を兼ねて立ち上がった『本屋プロレス』なる新団体が旗揚げ戦を行なった。
4月27日(日)
都内・新宿『伊野尾書店』
『本屋プロレス』旗揚げ戦
観衆・200人以上計測できず

 事前の告知はほとんどしていなかったにもかかわらず、旗揚げ戦の会場となった都内・中井駅にほど近い『伊野尾書店』には試合開始時間の21時前から、約300メートル近い長蛇の列が。

 観客は店内には入れず、路上から本屋での闘いを観なければならないというスタイルで行なわれた今回の一戦。自伝を発売した三四郎の対戦相手は、先頃ROH遠征中にアメリカのコミケ会場で中澤原マイケルとプロレスを披露し、大歓声を浴びた飯伏幸太(ちなみに本屋プロレスは中学2年の頃に経験あり)。

 21時を少し回り、書店のシャッターが開けられると、店外には200人以上の観客が鈴なりとなって本屋を凝視。先に入場の飯伏はコスチュームに本屋らしくエプロン姿。続いて入場の三四郎も、なぜか『レタスクラブ』と書かれたエプロンを着用し店内に姿を見せると、路上の観客と一緒にファイヤーポーズを決める。

 試合は場外カウント&反則カウントなし、本屋だけではなく路上での3カウント&ギブアップも認められる完全決着ルールが採用された。

 試合は本屋の中でのロックアップでスタート。店内で激しいチョップ&エルボー合戦から、三四郎は店内の告知パネルを飯伏の頭に振り下ろす。さらにレジの上からフットスタンプで急降下! ダメージの残る飯伏を店外に引き連れ、ここからは本屋プロレスならぬ路上プロレスへと発展! 三四郎が近くの自動販売機に飯伏を激突させると、自動販売機に駆け上りボディプレスを敢行! 負けじと飯伏もキックの乱れ打ちから、その場飛びシューティングスターで反撃。さらに店外の絵本ラックに駆け上がった飯伏は、そこからムーンサルトアタックで宙を舞い観客をどよめかせる。 

 異様な盛り上がりを見せた一戦だったが、最後は飯伏が道路のド真ん中で三四郎をジャーマンスープレックスで投げきり、見事3カウントをゲットし、記念すべき旗揚げ戦の勝者となった。

 試合後、三四郎は傷だらけの身体をさすりながら飯伏に「これまで、俺も路上とかいろんなところで闘ってきたけど、今日をもっておまえに“路上の王”の座を譲るよ」と完敗宣言。続けて「今度は、おまえがやりたいと言っていた海とか、なんなら丸の内のオフィス街でもいい。今回の闘いを観て、名乗りを挙げてくれる勇気と理解のある本屋があれば、太田出版までお問い合わせください!」と、第2弾興行もちらつかせ、集まった200人以上の観客から大歓声を浴びていた。

 試合後は、飯伏と並び本屋前で自伝のサイン会を敢行した三四郎。用意した55冊の自伝はアッと言う間に売り切れ、『伊野尾書店』の伊野尾店長も「大きなケガもなく、店内の本も無事だったのでホッとしてます」と満足げ。

 大会後、書店内の通路で囲み取材に応じた飯伏は「もうちょっと狂った闘いができればよかったんですけど。中学の頃にスーパーのアイスコーナーで闘ったことがあるんですけど、そのときのほうが激しかったです」と、さらりとトンデモエピソードを披露しつつ反省気味。しかし最後には「次はこういうところでタイトルマッチをやりたいですね。ボクの持ってるインディージュニアとかを懸けて。リングとかはなくてもかまいません」と、次なる闘いに意欲を見せていた。

 一方の三四郎は「まさか、こんなに人が来るとは思ってなかったです(笑)。聞いたらノアの武道館大会やバチバチ川崎大会、WAVE新木場大会帰りの人もけっこういたみたいで。俺たちもたいがい狂ってるけど、お客さんも相当狂ってるな(笑)。まあ、こういった非日常な闘いがプロレスの魅力の一つだと思うんで。リングじゃないからプロレスじゃないって言われちゃあ、それまでなんだけど、いつもリング上で闘ってるレスラー二人が闘うってことは、これも一つのプロレスのかたちだと思う」とコメント。

 今回の大会の開催の意味を「プロレス界と同様、出版業界も不況で何かと暗い話題が多い。そんな中で街の書店が不況の波に押されている状況で、何か一つ明るい話題を提供したかったっていうのが目的の一つなので。出版業界でも今回の件が話題になって、今日も取次さんとか手伝いに来たりしたみたいなので、今回のコラボレーションで違う業界にも影響を与えられたかな、と。そういう意味ではやってよかったなと思います。次にやるならタッグマッチがやりたいですね」と語った三四郎。

 今回の一戦は自伝のプロモーションを兼ねてということで、観戦は無料、当然ファイトマネーはなし。「ノーギャラな上に机も弁償しなきゃいけないし、ハッキリ言ってマイナス、持ち出しですよ(笑)。でもね、男には持ち出しでも闘わなきゃいけないときがあるんですよ。それが男のロマンなんです! まあ、用意した55冊も売り切れたし、増刷も見えてきたんで、またチャンスがあれば本屋で闘いたいと思います!!」と、目をギラつかせ、勇気ある書店の名乗りを待ち望んでいた。


■4.27(日)本屋プロレス
高木三四郎自伝『俺たち文化系プロレスDDT』出版記念〜本屋プロレス旗揚げ戦
東京・新宿 伊野尾書店
観衆・200人以上計測できず

1.[完全決着ルール 時間無制限1本勝負]
○ 飯伏幸太[12分30秒 ジャーマンスープレックスホールド]高木三四郎 ×