7月27日更新
グローブの見つかったバタービーンが今度こそ『武神』に出場! “美女K-1ファイター”は鼻骨骨折で欠場!!
先週は6月7日に旗揚げ戦を行なった立ち技格闘技イベント『武神』が第2戦を開催。旗揚げ戦でグローブが合わず、試合ができなかったバタービーン、K-1MAX出場経験者のセルカン・イルマッツらが出場し、話題を集めた。今週はそんな『武神』情報や8.2『K-1WGPアジアGP』の情報など、気になる韓国格闘技情報をお届けします。
■『武神』旗揚げ第2戦は無事開催!
6月7日に、国際テコンドー連盟(ITF)の全面パックアップを受けて新たに韓国で旗揚げした格闘技団体の『武神』が7月26日、ソウル市オリンピック公園第2体育館にて旗揚げ第2回興行を開催。6.7旗揚げ戦では大会直前になって選手の欠場が相次いだだけでなく、当日になってメインの「バタービーンの拳に合うグローブがなかった」という荒唐無稽な理由で試合が中止になるなど、韓国格闘技史上に残る迷走ぶりを露呈してしまったが、旗揚げ第2戦は大きな問題もなく無事、大会を終えることができたようだ。

この大会では旗揚げ戦で試合ができなかったバタービーン、K-1 MAXで活躍したセルカン・イルマッツ、新日本キックボクシング協会ライト級王者の朴龍らが参戦。今度こそ、自分のサイズに合うグローブをつけて試合に臨んだバタービーンは、韓国のヘビー級期待の選手であるムン・ボラムをわずか47秒KOで下し、主催者が認定するKO賞もゲット。また、大会のメインイベントでは、『戦極』にも参戦したMMAファイター、クォン・アソル vs セルカン・イルマッツの一戦が行なわれた。
試合は激しい打撃戦が展開され、本戦3Rでは1-1のドロー。延長戦ラウンドでも両者は激しく殴り合ったが、クリンチが多くなったイルマッツが注意を受けたことが影響し、イルマッツは判定負けを喫している。一方、勝ったクォン・アソルは、試合後にマイクを取って「立ち技の試合はあまりしたことはないが、韓国最高と呼ばれるイム・チビンと闘いたい」と発言。挑発されたイム・チビンは、この日、日本のディファ有明で行なわれた『RISE57』でTATSUJIと対戦し、2-0の判定勝ちを収めている。ライバル団体である『武神』とFEG KOREAと契約する両者の一戦があるのか?
また、長く日本を主戦場としていた朴龍は、ひさしぶりの韓国での試合となったが、見事に1RでKO勝利で凱旋帰国をはたした。次回の『武神』は、8月末か9月初旬に総合格闘技のイベントを開催する予定となっている。もともとスピリットMC系列の選手を多く出場させているイベントだけに、どのような大会となるか、注目が集まりそうだ。
(c)MXM
■K-1アジア予選で女子トーナメントが延期。チョン・ジェヒも再登場!

韓国では、8月2日(日)に韓国ソウル市で『K-1WGP アジアGP』の開催が予定されているが、4選手参加の女子トーナメント『The KHANレディースカップ』も同時開催されることが発表されていた。これには“美女K-1ファイター”イム・スジョン、スマックガールなどで活躍したハム・ソヒらが出場することで注目を集めていたが、トーナメントの主役であるイム・スジョンが練習中に鼻骨を骨折し、ドクターストップで欠場が決定。FEG KOREAはこれを受けて同トーナメントの延期を発表した。イム・スジョンはこのトーナメントに向けてタイで練習を積んでいたが、スパーリングの最中に相手と接触した際に鼻骨を骨折してしまったという。
イム・スジョンは8月23日(日)に日本で開催されるシュートボクシングの『Girls S-cup』への出場も決定しているが、本人はFEG KOREAを通じて「日本のシュートボクシングの大会には必ず出場できるよう、早くケガを完治させたい」という声明を発表している。 また、この『K-1 WGPアジアGP』では、9月27日に韓国で開催されるK-1WGP開幕戦への出場権をかけて8選手参加のワンデイトーナメントが行なわれるほか、7.13『K-1 MAX2009 WGP』で山本“KID”徳郁をKOしたチョン・ジェヒもスーパーファイトに登場する予定となっている。
また同時期には、先日、日本でも記者会見を行なったFEG KOREAが制作するK-1を舞台にしたドラマ『ドリーム』に出演するため、魔裟斗が訪韓することも発表された。魔裟斗は7月30日から2泊3日の予定で韓国でドラマ撮影に臨む。ゲスト出演として、すでにレミー・ボンヤスキーも撮影を済ませており、韓国人選手としてはユン・ドンシク、イム・チビン、イ・スファン、パク・ヨンスといったK-1ファイターもカメオ出演する予定だ。ドラマは7月27日(月)から韓国のSBSテレビで放送開始される。
(c)FEG
■キム・ドンヒョンが次戦でジョン・フィッチ戦を熱望!

『UFC100』でTJグラントに勝利したキム・ドンヒョンが7月21日、韓国ソウル市で勝利を報告する会見を開いた。この席でドンヒョンは次の試合について「まだ確定はしていないが、『UFC 104』になる可能性が高い。この大会は韓国人コミュニティのあるロサンゼルスで開催されることもあって、自分が出場することになりそうだ。今度はビッグネームの選手と闘いたい。ジョン・フィッチと闘えるなら光栄に思う。自分とトップランカーとの差は少ししかないと思っているし、いい試合になると思う。ジョルジュ・サンピエールといま闘ったら、壮絶な泥沼試合にする自信はある(笑)。相手のタックルには気をつけないといけないが、クリンチ状態でならうまく闘えると思う」と、強敵ジョン・フィッチを自ら指名するなど、UFCでの闘いに自信を深めている様子をうかがわせた。
アメリカ滞在時にはラスベガスにあるMMAジムのほとんどに出げいこをしたというドンヒョンは、スパーリングした相手として、石井慧、マイケル・ピスピン、マルティン・カンプマン、フォレスト・グリフィン、タイソン・グリフィン、ヴィトー・ベウフォートといった選手の名前を挙げた。さらにドンヒョンは「最近、自分のチームMADの選手が増えていて、世界中で試合をしている。ペ・ミョンホも日本のメジャーイベントに出場することになりそうだ。お互い助け合ってアジア最高のチームになりたい」と言及。チームメイトでDEEPで活躍中のペ・ミョンホが日本でのメジャーデビューが近づいていることを明かした。
また、この日の会見はキム・ドンヒョンのメインスポンサーである三星(サムスン)製薬の本社会議室で行なわれ、キム・ドンヒョンの顔がプリントされたスポーツドリンク『YAゴールド“ミスター・スタンガン”』が新たに発売されることもあわせて発表された。韓国内では、格闘技ファンから「秋山成勲のようにテレビに出演するわけでもなく、純粋に試合だけしてきたキム・ドンヒョンが大手の広告に起用されるのは凄いこと」と評価されているように、キム・ドンヒョンの知名度と人気は韓国で徐々に高まってきているようだ。次の大会に向けて、キム・ドンヒョンは日本の和術慧舟會や『UFC100』で親交を深めた秋山成勲の新しいジムで練習する計画を立てているという。
(c)武zine
■『戦極』で中尾芳広戦に挑むチェ・ムベに秘策あり!?
“釜山の重戦車”チェ・ムベは、8.2『戦極〜第九陣〜』で中尾“KISS”芳広と対戦するが、韓国の格闘技専門ニュースサイト『MFIGHT』がチェ・ムベに試合前のインタビューを行なっている。チェ・ムベは、「この試合に向けて、腹の肉をへこませて割れた腹筋を復活させる!」と、持ち前のひょうきんさにあふれた意気込みを語っている。
まずは試合に向けてのトレーニングについて、「過去とは違って、かなり厳しいトレーニングをしてきた。いまの体重は110キロ、体脂肪は10パーセントだ。ホントはまだ腹も少しは出ているが、このほうが闘いやすい。ただ、今回はいままでとは違った姿を見せようと思って素早い動きができるようにトレーニングしている」とコメント。中尾芳広の印象については「とりあえずレスラーというイメージ。『戦極』のヘビー級の中で活躍できるほとんど唯一の日本人だろう。以前、日本で練習していたときにゴールドジムで一緒に練習をしたことがある。ファイターは身体を合わせただけで、だいたい相手がどんな実力なのかわかる。簡単な相手ではないと思う。今回は細かい技術も必要な試合になるだろう」相手を警戒。
また、記者の「相手が試合前にキスをしてきたらどうするか?」という質問に対しては「口の中に舌を入れて対抗する!」とジョーク混じりの“秘策”を披露しつつ、「中尾選手に勝てば、次は自分と藤田和之の試合が実現させられるかもしれないが、彼は日本でベストのヘビー級ファイターの中の一人だ。それだけ日本の格闘技界においても彼のポジションは重要なものだ。国とか対戦相手とか関係なく、中尾選手の持つ力をずっと維持させて日本の格闘技界の主軸として活躍してほしい」と紳士的に相手にエールを送った。最後には「今回の試合で最後に一花を咲かせてやろうという気持ちでベストをつくして準備している。
ここまで来るには、精神的な苦労や身体的な苦労、そして財政的な危機に直面したりもしたが、まだまだ自分のジムも拡大したいと思うし、ファイターとしてもいまよりレベルアップさせたいという気持ちもある。結果は勝つか負けるかわからないが、いずれにしろこれからも楽しみながら闘ってこの世界から卒業していきたいね。レスラーは死なない!」と覚悟を決めたコメントで締めくくっている。はたして、8.2『戦極〜第九陣〜』ではどんな試合を見せてくれるのか?
以上、今週の韓国格闘技情報でした。来週もお楽しみに。