Kamiインタビュー

戦極ミドル級王者ジョルジ・サンチアゴの次なる野望とは!?
戦極ミドル級最強はこの男! 『戦極』の2009年第一弾興行、1.4『戦極の乱2009』にて三崎和雄を下し、戦極ミドル級王者に輝いたのがアメリカン・トップチーム所属のジョルジ・サンチアゴだ。02年のMMAデビュー以来、UFC、ストライクフォース、ボードッグ、KOTCなど、海外マットで活躍していたサンチアゴだが、08年5月の『戦極〜第二陣〜』で初来日を果たすと今回の三崎戦まで怒濤の5連勝! セコンドには毎回J.Z.カルバンがつくことでもおなじみのサンチアゴを大会翌日に都内ホテルでシャキーンと直撃! この男の次なる狙いはいったいなんだ!?ミサキの目を見たら絶対にあきらめない目をしていたけど、なんとか勝つことができたよ
――まずは戦極ミドル級タイトル戴冠おめでとうございます!
サンチアゴ ありがとう。
――念願のチャンピオンベルトを腰に巻いた感想はどうですか?
サンチアゴ ホントにうれしいよ。いままで苦しいトレーニングを積んできた成果だと思う。
――三崎選手との試合は、結果だけでなく内容も素晴らしかったと思いましたが、ご自身ではどう感じましたか?
サンチアゴ 昨日はお互いの動きが非常によかったと思う。ミサキは素晴らしいファイター。昨日はよりベルトが欲しいという気持ちが強いほうが勝つと思っていたんだ。厳しい試合であり、ミサキの目を見たら絶対にあきらめない目をしていたけど、なんとか勝つことができたよ。
――こんなハードな試合はこれまでにありましたか?
サンチアゴ いや、ないね。これまでで一番ハードな試合だったよ。内容もハイレベルだったし、あの緊張感を保ったまま5ラウンド闘ったというのは、未知の領域だったよ。
――一時も気が抜けない試合だった、と。
サンチアゴ そうだね。ずっと集中していたよ。ちょっとした隙を与えただけで、試合展開がガラリと変わってしまうからね。だから集中力だけは途切れないようにしたんだ。
――4ラウンドまでは、ジャッジで三崎選手有利だったと思うのですが、最後に逆転できると思っていましたか?
サンチアゴ 最後の最後まであきらめることはなかったし、勝つ自信も最後まであったよ。だからこそ、5ラウンドで極めることができたんだ。
――最後はスタミナの勝負でもあったと思いますけど、自分のほうがスタミナが残っているな、とは感じましたか?
サンチアゴ それは気づかなかったね。ただ、試合が流れる中でお互いスタミナが消耗していったけど、俺は試合前のトレーニングでも12ラウンド闘ったりしているので、そこの違いが出たんじゃないかな。
――では、5ラウンドの試合は初めてだと思いますけど、フルに闘える自信があった、と。
サンチアゴ 5ラウンドといわず、10ラウンドでもよかった。それぐらいの準備はしてきたからね。
――途中でローキックのダメージは気になりませんでしたか?
サンチアゴ けっこう蹴られたけど、そこまでのダメージではなかったよ。ATTにはもっとキツいローキックを蹴るファイターが何人もいるからね(笑)。
――サンチアゴ選手はホントに身体が強靭ですよね。今日も5ラウンド闘ったのに顔もきれいだし。
サンチアゴ でも、拳はちょっと腫れてるけどね。
――それは自分が殴りすぎたってことじゃないですか(笑)。
サンチアゴ たぶんそうだね(笑)。でも、試合中はアドレナリンのせいで、何も感じなかったけどね。
――サンチアゴ選手の攻撃面では、右ストレートの伸びが印象的だったんですが、ご自分でも自信がありますか?
サンチアゴ 確かにストレートは得意だね。だから、今回もストレートで倒せればいいと思ってたよ。ただ、ナカムラと闘ったときに拳を痛めてしまったので、あれからボクシングのトレーニングがあまりできなかったんだ。でも、自分の持ち味を発揮するため、拳がどうなってもいい気持ちでストレートを打っていったんだよ。
――今回、三崎選手を倒したことで、『戦極』に上がっているミドル級のトップクラスをほぼ制圧した感がありますけど、これからの目標はなんですか?
サンチアゴ 今後についてはセンゴクと話し合いながら決めていきたいと思う。自分としては、トレーニングをしっかりして、またいい試合をして、ファンによろこんでもらいたいよ。そしてセンゴクからは新しい挑戦者を待っているよ。

将来的にはどうなるかわからないけど、当面は日本で闘っていきたい
――団体問わず、闘いたい選手はいますか?
サンチアゴ そんなに名前を挙げる選手はいないけど、自分は『戦極』に上がっている限り、強い日本人ファイターの挑戦を受けていきたいよ。
――アメリカのMMAサイトのランキングなんかを見ると、サンチアゴ選手がミドル級のベスト10に入っていなかったりするんですけど、そういったアメリカでの評価は気になりませんか?(現在は『MMA WEEKLY』で6位、『シャードック』で8位にランクされている)
サンチアゴ そういうネットの評価は気にしないね。『MMA WEEKLY』ではベスト10に入ってないけど、『シャードック』では9位にランクされていたし。ただ、そんなサイトはべつに公式なものじゃないし、なんだったら俺自身がMMAサイトを立ち上げて、自分をランキング1位にすることだってできるんだ。そんな不確かな評価には左右されないよ。確かな称号はこのチャンピオンベルトだ。俺自身はこれからも強い相手と闘っていきたいし、MMAサイトで10位だろうが、5位だろうが、1位だろうが、べつに関係ないね。俺がほしいのは、最強の称号だよ。
――その世界ナンバーワンの称号を勝ち取るに当たって、UFC王者のアンデウソン・シウバや、DREAM王者のゲガール・ムサシのことはどのように評価していますか?
サンチアゴ とても強くて素晴らしいファイターだと思うよ。俺自身、彼らのファイトスタイルは好きだし、試合を観ても興奮するね。いつか闘う機会があれば、そしてその時点で彼らがMMAのトップにいるなら、ぜひ闘ってみたい相手だね。いまのところは日本人選手と闘いたいけどね。
――これからは日本を主戦場にして、アメリカではあまり闘わない予定ですか?
サンチアゴ いまのところはアメリカでの活動は考えてないね。実際、UFCからのオファーもあったけど、いまのところは受けるつもりはない。当面は日本で闘っていきたいと思っているんだ。日本が気に入ったし、日本のファンにも親切にしてもらってるしね。将来的にはどうなるかわからないけど、当面は日本で闘っていきたいと思う。
――UFCはブラジルでもテレビ放映がスタートしましたけど、それでもUFCのオファーに興味がないのはどうしてですか?
サンチアゴ もちろんUFCがブラジルで放映されているから、そこに映れば自分自身のプロモーションにもなるし、家族にも俺の試合が観てもらえるとは思う。でも、俺がプロのファイターになるときの夢は、日本で闘うことだったんだ。そしていま、その夢がようやく実現したんだよ。だから、もっともっとその夢の時間を味わいたいんだ。
――では、今年はサンチアゴ選手の試合がたくさん観られそうですね。防衛戦も期待してます!
サンチアゴ 自分自身も楽しみにしているよ。これからも応援よろしく!

【09年1月5日/都内・某ホテルにて収録】
じょるじ・さんちあご■1980年10月9日、ブラジル・リオデジャネイロ出身。ブラジリアン柔術黒帯。2002年11月の『Reality Fighting』でのホセ・ロドリゲス戦でMMAデビュー。その後も積極的に試合経験を積み、07年11月のストライクフォースで行なわれたミドル級トーナメントではショーン・サーモン、トレヴァー・ブラングリーをいずれも飛びヒザ蹴りでKO勝ちし、トーナメントを制覇。08年5月の『戦極〜第二陣〜』での佐々木有生戦で一本勝ちしたあとは、ローガン・クラーク、シアー・バハドゥルザダ、中村和裕を下し、戦極ミドル級グランプリシリーズ2008優勝、09年1月の『戦極の乱』では三崎和雄に一本勝ちし、戦極ミドル級王者に。アメリカン・トップチーム所属。185cm、84kg。
- 関連リンク:『戦極』オフィシャルサイト

